見てきました。
少しネタバレ含みます。
まずは、はっしーの演技について。何よりもまずこの事について話したい!
演技力の向上が顕著に表れてて驚きました。これまでの演技とは一味違う。(私がこんなこと言える立場ではないけれど)
何がはっしーに起こったの?ってくらいに。俳優だった。役者だった。
個人的には「演技の幅が広がった」ってこのことかって感じた。
キャラクターが憑依したいみたいに動きとか話し方がナチュラル。
きっと演出家さんと話し合いながら、自分でこの役についてだったり一つ一つの台詞や動きについてたくさん考えたからなんだろうなって思いました。
そして海外の作品であり海外の演出家さんとだからなのか、言い回しとかが海外の役者さんでよく見るやつって感じだった(伝われ)。
語尾とか抑揚とか表情や目線の一つ一つが意味を持ってるって感じることができたから目を離せなかった。
難しいワード(使い慣れてないであろう、音楽用語や横文字の羅列など)がたくさん含まれた長台詞をあの演技力で見せられて一気に舞台に入り込むことができた。それと同時にこの舞台を、はっしーの演技を見にこれたことがとんでもなく嬉しく感じた。
豪華な出演者の方々に引けをとらないはっしーの演技に感動しました。
次にストーリーについて。
2回見たけれど、全体的なストーリーを完全に理解できたかって言われたらできていないとは思います。
少し前知識を入れて一回見て、パンフレットだったり雑誌などのインタビューで語られたことを取り入れてから二回目を見たんですが、
二回目を見終わってやっと自分的には「このシーンはこういうことかな」とかを考えられるくらいのストーリーの掴み方でした。
名前が同じっていう前知識は入れておいて良かったです。
オーケストラの存在感。音に合わせてアンサンブルの方々やはっしーが動くのを見る心地よさ!息がぴったりで、その時々の動きで感情の持っていき方をリードしてもらった感覚。
二階席から見る皆さんの動きがとんでもなく綺麗で見てて楽しかった。一階席では丁度堤さんから見る目線のポジションになることが度々あって嬉しかった。(言葉で表すの難しい、伝われ)
雰囲気としてはディズニーのファンタジアみたいな感じだったなー。アンサンブルの方たちがファンタジアの箒。
オーケストラはある!からの展開が意外でした。少し力の抜けた展開(良い意味で)。
けど最後の最後で堤さんのイワノフは指揮しちゃうんだよね。ってことはオーケストラの一員。ってことは「集団」に属してしまうってことなんですかね。サーシャのため?ここのところもっと自分でも考えたいし、自分の生活に置き換えたときのとこととしても考えていきたい。
豪華な出演者の方々について。
堤真一さん
まさか堤さんを、堤さんの演技をこんな近くで見ることができるなんて。贅沢。嬉しすぎた。
台詞の言い回しや空気感、存在感が。私の語彙力では言い表せない。けど、どことなく包容力を感じたのは確か。
斉藤由貴さん
単純に見れて嬉しかった。大好きなんです。
佇まいにキャラクターが出てて、「先生」だった。
個人的に二回目に見たときには、ずっと正しいと思って信じてきたことに対してラストの方で「本当に正しいのか?」って疑問を持ったんじゃないのかなって感じた。
そしてシンプルに声が好きです。
小手伸也さん
バイト生活お疲れ様でした。出勤最終日の舞台を見れて何か嬉しかった。
コミカルなテンポ感、リズム感を出しつつも世界観を崩さない表現が素人ながら凄いなーって感じました。
そしてやっぱり良い声。声の落ち着きがあるから世界観も崩れないっていうのが理由の一つにあるのかな?
シム・ウンギョンさん
圧倒的な透明感!同い年とは思えない。。。素敵な方だった。カテコの笑顔が可愛かった。
舞台初経験とは思えない演技力。ドラマとかはたくさん出ていらっしゃるみたいだから色んな演技は経験していらっしゃるとは思うんだけど。「サーシャ」にしか見えなかった。
台詞一つ一つに違和感のない感情の乗せ方で子供の純粋な感情の揺れ動きを感じることができました。
「パパ言うことを聞いて」とお医者さんに対しての「あんたこそ言うことを聞いてよ」が印象的でした。
外山誠二さん
圧倒的存在感!って思ったら意外なオチ!
あの威厳を感じさせられるからこそのあのシーンの力の抜ける展開。私も敬礼したくなった。
本当にこの舞台を見に行くことができて良かったし、はっしーがこの役を演じることができたっていうことが嬉しいです。一回りも二回りも大きくなったはっしーの今後が楽しみになる作品でした。